サノジ・ログ

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【overwatch2】貴様も苦しむがいいの『も』がエモい

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途中参加となり慌ててドゥームフィストで突っ込もうとしたのは秘密。

どうも回線落ちした人がいたところに自分が参加してしまったようです。最近あまりラッシュ構成で遊んでいなかったこともありラマットラで途中参加をしました。

ラマットラはシールドを使い距離を詰めつつ弾をばらまく『待ち』のオムニック形態と、体力の最大値をアップさせつつ「君にも分かる言語、暴力で語ってやろう」と暴力で全てを解決する『攻め』のネメシス形態とを使い分けることができるタンクのキャラクターです。特にネメシス形態のメイン攻撃である『パメル』はシールドによる防御を無視して一方的にダメージを与えることができるため、敵からはものすごく警戒されます。

待ちのターンであるオムニックフォームで敵を削りつつ戦線を上げ、チャンスを見つけて攻めのターンであるネメシス形態で押すという押し引きが面白いキャラクターなのですが、このラマットラというキャラクター、声とストーリー的なバックボーンがカッコいいんですよねぇ。というわけで動画の内容はさておき、ラマットラの公式の紹介ムービーを。

■オリジン・ストーリー:ラマットラ

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これだけ見てもさっぱりだと思いますので、少しオーバーウォッチのストーリー・世界観について触れますと、オーバーウォッチの世界は今より少し未来の地球で、人間とオムニックと呼ばれる人格も知性もあるAIメカとが共存して暮らしていました。そこにオムニッククライシスと呼ばれるAIの暴走により人間vsオムニックの戦争が繰り広げられるようになりました。

そんなオムニッククライシスの終結に大きな力になったのがジャック・モリソン(ソルジャー76)率いるオーバーウォッチという国際機関で、オーバーウォッチは一躍ヒーローとなったのでした。しかし、平和になったのもつかの間。オーバーウォッチという組織は何者かの陰謀(明言されていないものの、おそらくは平和を望まない組織『タロン』のしわざ)で次々陥れられていき最終的に解散、ペトラス法(架空の法律)により自警団活動を禁止させられた所属していたメンバーはお尋ねもののような位置づけにされてしまうのでした。

オムニッククライシスの影響で人間とオムニックの関係は悪化、まっとうに暮らすオムニックへの差別がエスカレートしていった…というのがストーリーの背景にあります。この辺まで知っておいていただけるとラマットラがなぜ『オムニックの同胞たちのために』と立ち上がったのか、分かりやすくなるかと。

実はラマットラは初代OW時代に配信されたPVEモードのストームライジングに一瞬登場しており、その頃はタロンとの繋がりがあるように見えたのですが、OW2になりシーズン6で配信が開始したストーリーミッションで描かれる世界各地を同時多発的に襲ったオムニック(この場合は意志も知性もない戦争メカ)の襲撃はどうやらラマットラがその首謀者と見受けられます。

ただそれはタロンが意図したものではな無い(世界を動乱に巻き込むという目的が一致しているようなので取り込む想定だった?)ようにも見え、新生オーバーウォッチvsタロンvsラマットラの構図が見えてきて、今後のストーリー展開がとても気になります。

■ラマットラ・ゲームプレイトレーラー

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私がエモいエモいと言っているのは上記ムービーの最後の方でラマットラが使用しているアルティメットアビリティの発動時の『貴様も苦しむがいい!』のボイスです。

シャンバリ寺院で共に修行をした兄弟弟子であるゼニヤッタとは真逆の性能を持ったアルティメットアビリティで、周囲の敵全員に継続的なダメージを与えながらネメシスフォームでぶん殴り続けるというかなり強烈なアビリティーなのですが、単に相手を苦しめるだけならば『貴様も』という言葉は要らないわけで、差別をする人間への怒りや虐げられて破壊された同胞たちへの悲しみ等、やり場のない感情が現れているようでとてもエモいです。



そんなに頻繁に使っているキャラクターではないのですが、私が知っているストーリー上の背景でこれくらい書ける程度に好きなキャラクターです。『正義の反対にあるのは、悪ではなくもう一つの正義』を体現する魅力的なキャラクターですので、対戦で使う際はその辺にも思いをはせながら使っていただけると幸いです。