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【MHRise】狩猟笛メモ3 クロス・ド・ネフィラの運用例

MHRiseにて初登場となったヤツカダキですが、ヤツカダキ素材の武器は武器種問わず低攻撃力ながら切れ味と属性値、会心率に優れた武器になっています。狩猟笛もその性質を受け継いだ武器となっていますが、ソロで火力重視で運用する場合どういう形が望ましいかをオススメ装備例を含めて考えてみましたので記事にします。

1.クロス・ド・ネフィラの特徴と戦略の方向性

・攻撃力が180と最終強化としては低め
・素で白ゲージ20を持っている
・30%と高い会心
・高い火属性29
・武器スロット2-1-1で拡張性が高い
・旋律は属性やられ無効・属性攻撃力アップと属性寄り


攻撃力こそ最終強化としては低めの180(百竜強化で+10)ですが、それ以外の性能が極めて優秀です。素で白ゲージ20を持っていることから重たいスキル匠が少なくて済みます。また、30%と高い会心率を活かし、スキル『超会心』によるダメージアップやスキル『達人芸』による切れ味サポート運用にも耐える性能と武器スロットによる拡張性を有しています。おまけに高い火属性値とそれをブーストする属性攻撃力アップ旋律と、スペックだけをみれば最優秀クラスの狩猟笛と言えるでしょう。


ただし一番のネックは攻撃力の低さ。MHRiseの狩猟笛の重要なダメージソースである衝撃波の威力は攻撃力×切れ味で決まるのですが、ダメージ計算に会心率が加味されないため、ベースとなる攻撃力が低い分衝撃波のダメージがあまり伸びません。無論衝撃波の発生しない攻撃のみで攻めることはあまり現実的ではありませんが、衝撃波ダメージに頼りきらない殴りの精度が求められる狩猟笛といえるでしょう。


以上の特徴を踏まえてクロス・ド・ネフィラを使う上での基本戦術は、

①火属性攻撃が弱点の相手に
②できるだけ攻撃力と火属性を高めて
③衝撃波攻撃に頼らない立ち回りをする


という形になります。

2.武器の特徴を踏まえた入れ替え技

・叩きつけ
・演奏モード:奏
・震打or共鳴音珠どちらか


衝撃波の威力がどうしても低くなりがちかつ、ソロで火力を重視する場合に維持したい旋律は属性攻撃強化旋律のみです。しかも、その旋律が使いやすい音符2に設定されているため、演奏モード奏でも維持は容易です。そのため、モンスターとの相性はあるものの、随所で差し込む必要がある演奏攻撃で気炎ゲージを貯めて気炎の旋律による火力アップを図りやすい演奏モード奏が好相性です。


入れ替え技の3枠目は震打と共鳴音珠の2択で、瞬間火力を求めるならば震打ですが震打の2HIT目は衝撃波攻撃なので、前述のとおり思いのほかダメージが伸びません。一方の共鳴音珠は震打のような瞬間火力はありませんが、設置≒クロス・ド・ネフィラで演奏できない攻撃力UP旋律であるため、ソロ運用ではあまり目立たない共鳴音珠も選択肢として十分考慮の余地があります。瞬間火力の震打かアベレージの共鳴音珠どちらを選択するかは使い手次第になりそうです。

3.特徴・戦術を踏まえた装備・スキル構成例

武:クロス・ド・ネフィラ(攻撃力強化:攻撃力+10)
頭:カイザーS
胴:カイザーS
腕:カイザーS
腰:ジャナフS
脚:インゴットS
護:攻撃LV2 3-1


■発動スキル(武器スロット2-1-1使用)
攻撃LV7・見切りLV7・火属性強化LV5・達人芸LV3・超会心LV2・炎帝の加護LV2・匠LV1・砥石使用高速化LV1・笛吹き名人LV1・ひるみ軽減LV1


■解説
例によってお守り次第で構成が変わるので、装備構成は参考にとどめておいて頂き、各自シミュレーター等で確認をお願いします。ベース攻撃力が低い狩猟笛ですので、攻撃力を高める攻撃LV7はマスト。また30%と高い会心率を持っているため、見切りをできるだけ盛れば切れ味もケアできる達人芸運用を推奨します。加えてこの構成ならばクロス・ド・ネフィラの持つ特徴とのシナジーのある炎鱗の恩恵LV2と超会心LV2もついてくるため、さらにおいしいです。


(1)必須スキル
・笛吹き名人LV1
演奏攻撃高速化+衝撃波ダメージ1.1倍。従来作とは異なり演奏効果時間が伸びるのではなく完全に火力スキルとなっており、本作の狩猟笛を使うなら外してはいけないスキル。


・攻撃LV4↑
ベース攻撃力が低いので可能な限り積みたい。腰・脚で4ポイント稼げるので、武器スロと護石で何とか残り3ポイント積んで攻撃LV7を目指す。


・見切りLV7
素の会心率が30%あるが前述のとおりベース攻撃力が低いかつ切れ味ケアの達人芸運用想定であるため、最大値の見切りLV7まで持っていきたい。頭・胴・腕・脚がこの構成ならば装飾品なしで見切りLV7まで積むことが可能。素の会心30%+見切りLV7で40%=会心率70%となる。


・達人芸LV3
MHWと仕様が変わり、会心発動時に一定確率で切れ味を消費しないというスキルとなった。達人芸LV3で会心発動時80%の確率で切れ味が落ちなくなるため、前述の見切りLV7を発動して会心率70%を確保できていれば0.7×0.8=0.56で切れ味ケア効果は業物LV3(切れ味が落ちない確率50%)を越える。


(2)できるだけたくさん積みたいスキル
・火属性強化LV3↑
素の火属性値が29と高め。衝撃波攻撃には属性値は適応されないがLV1スロットで発動できるので、打撃攻撃の威力を高めるためにも積んでおきたいスキル。属性値が乗算されるようになるLV3以上を目指したい。


(3)余裕があれば積みたい&勝手についてくるスキル
・超会心LV2
カイザーSについてくるスキルで、装飾品なしでLV2が発動する。会心率の高い構成なので高い程良いが、スキル『攻撃』や達人芸の発動にかかわるスキル『見切り』を削ってまでつけるべきかと言われると疑問符が付く。もちろん攻撃LV7・見切り7を維持しつつ追加できるのであれば最大値のLV3にしたいスキル。


・炎鱗の恩恵LV2
こちらもカイザーSについてくるスキルで、装飾品なしでLV2が発動する。VER3.2.0現在装飾品での発動は不可。火属性値をさらにアップさせるスキルでクロス・ド・ネフィラとシナジーがあるが、LV3にしたところで直接火力が上がるわけではない(LV3で毒無効化効果追加)ので、もう一部位カイザーを追加してまで発動させる必要はない。


・匠LV1
素で白ゲージ20を持っている武器だが達人芸運用をもってしても1エリア白ゲージを維持できることが少ないため、匠に1ポイントだけ割り振った。


・ひるみ軽減LV1
余ったLV1スロで発動させたスキル。マルチなら欲しいスキルだがソロ運用なら火属性攻撃に振った方がよいかも。


・砥石使用高速化LV1
こちらも余ったLV1スロで発動させたスキル。余っていない場合は火属性攻撃に。



というわけでMHRiseで追加された新武器であるクロス・ド・ネフィラを使う上での戦略プラス装備構成を含めて記事にしました。属性を活かす形の武器でもあるので火属性に弱いモンスターが多い寒冷群島で使うことになることが多いですが、使いこなせばVER3.2.0現在最強と呼ばれる百竜笛に勝るとも劣らない武器になると思いますので、ぜひ一度手に取っていただきたいです。