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【MHRise】狩猟笛メモ2 破笛シャダーの運用例

狩猟笛の中でひときわピーキーな性能を持っているのが、MHRiseで(なぜか)初登場となったディアブロス素材を使った狩猟笛である『破笛シャダー』です。高い攻撃力ながらマイナス会心と劣悪な切れ味が特徴の狩猟笛ですが、ツボにはまったときの火力はピカイチの武器です。以前なかなか実践投入が難しい旨の内容の記事を書きましたがいろいろ使っているうちに十分実践投入できることがわかりましたので、装備構成例も踏まえて記事にしたいと思います。

 ■目次

1.破笛シャダーの特徴と戦略の方向性

・狩猟笛中ナンバーワンの攻撃力240(百竜強化引継ぎで248)
・足を引っ張る-15%の会心
・匠なしだと切れ味は極小の青と長い緑ゲージ
・防御力UP、スタミナ消費軽減、聴覚保護大とディフェンシブな旋律

これらが破笛シャダーの特徴です。240という強烈な攻撃力を持ちながらマイナス会心と微妙な切れ味というディアブロス武器の特徴を見事に踏襲しております。

ただ匠LV5まで積むと極小ながら最大のダメージプラス補正がかかる白ゲージが出る点、本作の狩猟笛の衝撃波ダメージは属性ダメージや会心は無視され攻撃力と切れ味を参照して決まる肉質無視攻撃となっている点から、足を引っ張るマイナス会心のデメリットはある程度カバーできますので、破笛シャダーの最大の特徴である高い攻撃力を活かしやすいです。

一方旋律はというと防御力UP、スタミナ消費軽減、聴覚保護大と守備的な旋律になっております。火力に直結する旋律は所持していませんが、全ての狩猟笛は本作から追加された『気炎の旋律』(気炎ゲージMAX時に発動可で発動時に攻撃力1.2倍)で火力を強化することができます。特に鉄蟲糸技『震打』の2発目は衝撃波攻撃であるため、前述の通り白ゲージ+気炎の旋律発動時の震打は合計ダメージが700をゆうに超えます。

以上の特徴を踏まえて破笛シャダーを使う上での基本戦術は、

①高攻撃力を活かすべく補正が高くなる白ゲージを維持し
②できるだけ早く気炎ゲージをためて気炎の旋律を発動し
③震打など衝撃波ダメージを狙う

という形になります。


2.武器の特徴を踏まえた入れ替え技

・叩きつけ
・旋律モード:奏
・震打


前述のとおり破笛シャダーを使う上で重要なのは、気炎の旋律をどれだけ発動させることができるかという点になります。気炎ゲージをためるには敵に攻撃を当てる必要がありますが、その中でも特に攻撃を当てた時の気炎ゲージ蓄積値が高いのは鉄蟲糸技『スライドビート』と、旋律モード:奏の演奏攻撃(ZR)です。

スライドビートは1ゲージ消費の鉄蟲糸技で、発動~前進~1発目の攻撃発動付近までダメージ50%カットのスーパーアーマー付きの攻撃となっているため、敵の咆哮や持続の短い敵の攻撃なんかを耐えつつ切り込むことができます。クールタイムも短めで4段目は肉質無視の衝撃波ダメージとなっているため、少々弱点部位からズレてもそれなりのダメージを与えてくれておまけに自己強化旋律も発動するなど、攻撃の起点としてかなり優秀な部類の鉄蟲糸技となっています。

一方旋律モード:奏の演奏攻撃(ZR)はころんと転がりながら笛をスイングする攻撃で、2段目は肉質無視の衝撃波攻撃となっています。旋律モード:響の演奏攻撃と比較するとややもっさりしたモーションであるため、ラッシュ時のループコンボである振り下ろし(方向キー入力+A)→演奏攻撃(ZR)のDPSはやや劣ります。

しかし旋律モード:奏の演奏攻撃の最大の特徴は、笛を振るまでのころりん中は前転回避より長い無敵時間がついている点です。そのため敵の攻撃を無敵時間で回避しながら攻撃をすることも可能であることに加えて、攻撃を当てた時の気炎ゲージの蓄積量が非常に多いという特徴も持っており、破笛シャダーを使う上での基本戦略とマッチしているといえます。

3.特徴・戦術を踏まえた装備・スキル構成例
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武:破笛シャダー(会心強化:会心+6%)
頭:禍鎧・覇【兜】
胴:ヴァイクS
腕:禍鎧・覇【籠手】
腰:ジャナフS
脚:インゴットS
護:攻撃LV2 3-1

■発動スキル
攻撃LV7・匠LV5・剛刃研磨LV3・砥石使用高速化LV3・見切りLV2・逆恨みLV1・笛吹き名人LV1・気絶耐性LV1・ひるみ軽減LV1・鬼火纏LV1

■解説
最終的に匠テンプレ装備に落ち着きました。装備構成は護石次第で変わってしまうので、お手持ちの護石でシミュレーターを回していろいろと試してみてください(頭をクシャナSに変えて防御力を優先するパターンもあります)。

破笛シャダーの火力を最大限引っ張り出して使う上でマストとなるスキルは、匠LV5・剛刃研磨LV3・砥石使用高速化LV3・笛吹き名人LV1となります。

(1)必須スキル
・匠LV5
破笛シャダーは匠LV5を発動させてようやく白ゲージが登場するので必須。頭・腕で匠LV3までは発動できるので、装飾品で+2ポイント必要。

・剛刃研磨LV3&砥石使用高速化LV3
匠LV5まで積んでも白ゲージが極小(10)なので業物での維持は不可能。そのため剛刃研磨LV3(研いでから90秒切れ味が落ちない)で白ゲージを維持する。それでも戦闘中に効果が絶対切れるので、速やかに回復できる砥石使用高速化LV3を発動。なお、ドスキレアジを使えば砥石使用高速化はカバーできる。

・笛吹き名人LV1
演奏攻撃高速化+衝撃波ダメージ1.1倍。従来作とは異なり演奏効果時間が伸びるのではなく完全に火力スキルとなっており、本作の狩猟笛を使うなら外してはいけないスキル。

(2)できるだけたくさん積みたいスキル
・攻撃LV7
武器攻撃力を1.1倍して攻撃力+10。1項記載の通り本作の狩猟笛の重要なダメージ源である衝撃波ダメージは属性・会心は無視し攻撃力×切れ味で決まるので、高ければ高いほど良い。攻撃LV4から武器攻撃力を乗算してくれるので、積むならLV4以上欲しい。この構成なら腰装備+脚装備で攻撃LV4を発動させることができるのであとは装飾品+護石で稼いでいる。

(3)余裕があれば積みたい&勝手についてくるスキル
・見切りLV2
会心率+10%。会心率は衝撃波ダメージには関わらないため、狩猟笛は他武器に比べて会心の優先度がやや低いが高いに越したことはない。破笛シャダーは百竜強化の会心強化で-15%の会心率を-9%に緩和することができるため、見切りLV2があればマイナス会心をかき消せることができ、額面通りの火力を発揮できる。この装備構成なら脚装備に見切りLV2がついてくるので自然に発動できる。

・ひるみ軽減LV1
・逆恨みLV1
・鬼火纏LV1
この辺は禍鎧に勝手についてくるスキル。怯み軽減LV1があるので、マルチでも使える構成になってくれた。頭をクシャナSに変えると、防御力が上がる代わりにこれらのスキルが消える。

・気絶耐性LV1
余ったLV1スロット1箇所に放り込んだスキル。本作気絶時間が長いので、LV1でも十分効果を発揮してくれる。



と破笛シャダーの特性を踏まえた戦術・装備構成について長々と書いて参りましたが、いかがでしたでしょうか。今回は匠を使って最大火力を求める構成になっていますが、安定性に重きを置いた心眼鈍器構成もあるのでそれはまた今度記事にしたいと思います。

Ver3.1.0環境では百竜笛がかなり強力ですが、生産武器のなかでも破笛シャダーはかなり頑張れて夢がある武器になっているのではないでしょうか。クセはありますが素敵な武器なので、興味を持っていただけたらぜひ一度手に取ってみてください。