サノジ・ログ

無益な行いの、この上ない、常に新鮮な楽しみ

【雑記】自分が不思議な話が好きだったことを思い出したので書く


そもそも小さいときはそのテの話を読んだり聞いたり好きだったのですが、そういった話って年を経るごとに触れる機会が無くなっていきました。んが、去年骨折して療養生活をするなかでなぜか怪談をyoutubeで見るようになり、自分が怪談奇談都市伝説が好きだったことを思い出しました。それを機に視聴するようになったのが上記のツイートの中にあるネオホラーラジオさんだったりします。


正直自分自身いわゆる霊感があるとか心霊スポットへ行ったりしてそういった体験をしたことはほとんどないのですが、本日は趣向を変えて、自身が知っている奇談というか怪談というか不思議な話を書いてみたいと思います。



■虫の知らせ
これは父親から聞いた話ですが、私の祖母(父親から見れば母親)が無くなった時に不思議な体験をしたことを、葬式の時に聞きました。

九十歳を越えた祖母は様々な病気を発症して入退院を繰り返すようになり、亡くなる直前に肺炎を起こして入院をすることになりました。医師の診断では今回は危ない、ということで親戚が祖母の入院介護をしていたのですが、そのころ父親は会社の新支店の支店長になってクソ忙しく自身はどうしても仕事から離れられる状況ではなかったことから、本当に危ないときは連絡してほしいとい親戚に自分の会社の連絡先(当時はまだ携帯電話があまり普及していなかった)を伝えていたそうです。

ある日忙しくして仕事をしている父のもとに「父さん、お母さまを名乗る方から電話がかかってきていますが…」という連絡がありました。父は『母親は今入院介護状態なのに、電話なんかかけてこれるのか?』と疑問に思ったのですが、もしかすると母親=嫁(私の母親)なのかと思い、オッケーオッケーといって電話に出ました。しかし、もしもし?もしもし?と何度電話に呼びかけても無言の状態であったため、首をかしげながら電話を切ったそうです。

そんなことがあったことも忘れて仕事に戻ったのですが、その日の午後に今度は介護をしていた親戚(父の兄)から、祖母の体調が急変し肺炎で亡くなったとの連絡があり、慌てて祖母の病院に飛んでいったとのことでした。



おそらく最初に無言電話を掛けたのは亡くなる直前に父にもそれを知らせたいという祖母の想いというかなんというか不可思議なものが電話をかけさせたのでは?虫のしらせって本当にあるんですねぇというお話なのですが、正直虫のしらせのお話としてはあるある過ぎると思ってしまうのではないでしょうか。

私自身どっかで聞いたことのあるようなお話だなぁと思ったのですが、この話がなぜ印象に残っているかというと、当時父が居たのは日本ではなく東南アジアの某国だったという点です。

虫のしらせ系のお話は昔からある不可思議な話の代表ではありますが、虫の知らせが遠い海を越えて届いたというお話はあるのか無いのかは知らないものの、もしこれが子を思う親の気持ちだと考えるとそのパワーには驚かざるを得ない、というお話でした。

 

一応自分自身にまつわる不思議な話もあるのですが、全然まとまっていないのでそれはまた別の機会にという事で。