サントリー山崎工場の見学で初めて飲んだウィスキーに感銘を受け、そこからはもっぱらジャパニーズウィスキーとスコッチに耽溺していたのですが、30代に入ってからはなぜか外でも家でもバーボンばかり飲んでいます。今日ご紹介するのはこの『ブッカーズ』というバーボンです。
…正直ウンチクを傾けられるほどお酒に詳しくはないのですが、このお酒はいわゆるカスクストレングスのバーボンです。通常樽に詰めて熟成させたお酒は、加水されてその銘柄にあうようアルコール度数が調整されるのですが、それをしていないお酒のことをカスクストレングスといいます。樽だし原種というのが表現的に近いのかも。その関係上アルコール度数がかなり強烈で、このお酒はだいたいアルコール度数が60度以上あるので、映画などで出てくるみたいに口に含んで吹きかければいい感じに消毒ができるレベルのアルコール度数ではないかと…ｗ
（ちなみに写真のモノはアルコール度数62度でした）
だいたいアルコール度数が強烈なお酒は飲んだところでさして美味くはなかったりすることがままあるのですが、このお酒は高いアルコール度数とは裏腹に甘みがあって豊潤でおいしいです。お酒に強いという自信のある方もストレートではなくロックで飲むといい感じに楽しめるのではないかと思います。一時期は比較的いろんなバーで飲むことができたのですが、最近はとんとお目にかからなくなりました。最近は飲むためというよりも、希少価値と転売目的でお酒を買い集める人が増えているらしいのですが、なんとも嘆かわしい事です。もしお近くで見かけた方は、是非一度飲んでみて下さい。
