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リリースからもう少しで1年経つ鉄拳8ですが、1年かけて実施されてきたTWT(鉄拳ワールドツアー)の決勝戦が行われました。リアルタイムでの視聴はできなかったのですが、アーカイブで視聴しました。結果から申し上げると優勝したのは韓国のプレイヤーRangchu(ランチュ)選手だったのですが、使用キャラクターがまさかのクマっていうね。今日はそのTWT2024の視聴の感想なんかを。
1.クマって?
そもそもクマってどんなキャラクターかといいますと、コンボ火力は全キャラクター中随一でして、壁を絡めたコンボを決めると6割ぐらい体力を持っていくという火力特化のキャラクターです。普通?のキャラクターであれば壁を絡めて4割~5割というのが相場なので、それよりさらに大きいということで2回痛いのクマからもらってしまうとそのまま試合が終わってしまうレベルです。
ただその見た目通りいわゆるデカキャラなのでディフェンス面が苦しく、3D対戦格闘ゲームならではの軸移動が機能しづらい、デカキャラ限定コンボなんかが入ってしまい通常より減るという辛さがあります。システム的ないわゆる根性補正等もこのゲームにはないので、キャラランク的にはしんどいキャラクター…というのがクマのざっくりとした評価です。
そんなキャラクターが並み居る強豪がいる中負けなしでグランドファイルまで勝ち上がり、そのまま優勝したわけですから会場も大盛り上がりなわけです。私自身も驚きながら試合を観戦していました。
2.対戦視聴雑感その1 プロでもミスる
ここからは視聴していて自分が感じたことをざっくばらんにと書いていこうと思うのですが、まず最初に、『プロでもミスする』ということでした。もちろん一般プレイヤーの私とは難度が全く異なることをやろうとした結果失敗しているというのもありますが、それでもやっぱりミスはするんだなぁというものすごく月並みな感想。
ぱっと見た感じミスに見えるものも不運としか言いようがないシーンがありますが、ミスはミス、不運は不運で切り替えてメンタル的に尾を引かないように切り替えているんでしょうなぁ。
実際グランドファイナルにおいてRangchu選手のコントローラーが接続不良というトラブルが発生、裁定でそのラウンドは相手選手取得で試合は継続となりましたが、そんなトラブルを乗り越えて優勝してますし、メンタルの強さはゲームの強さというのを感じました。
3.対戦視聴雑感その2 最終日に吉光使いがいない…
強い強いと鉄拳コミュニティでいわれているマイキャラの吉光ですが、最終日に全く残っていませんでした。実際に強いキャラクターだとは思うのですが、この結果。
なんでなんだろうといろいろ考えてみたのですが、吉光の強みは攻めの強さというより吉光ブレードやカリンといったディフェンスの強さだと思います。しかし、実際に試合を視聴しているとどのプレイヤーもディフェンスが本当に上手く簡単に崩れません。鉄拳8はそもそも攻めるのが強いゲームになっているので、それならゲーム性にあった押しの強さを磨いていく方がいいんじゃないか、という結果がこれなのかなぁと感じたりしました。
事実優勝したクマは火力特化、他の選手もドラグノフやニーナといった縦押しが強いキャラクターであったり、多彩な連携と壁を背負わせた時の圧がえぐいファランなど攻めの圧が強いキャラクターが目立っていたような気がします。
吉光は使っていて面白いキャラクターで別に蔑む気は全くないのですが、コミュニティの下馬評と実際の結果の違いが興味深かったというお話でした。
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そんなこんなで一つの大きなイベントを終えた鉄拳8ですが、リリースからもうすぐ1年が経過しようとしています。私自身ここまで鉄拳8にハマって遊び続けるとは全く思っていませんでしたし、わざわざ大会の動画を見ながら家で盛り上がるなんてことになるとも思っていませんでした。
運営の皆さん、そして選手の皆さん本当にお疲れさまでした、ということで今日はこの辺で。