サノジ・ログ

無益な行いの、この上ない、常に新鮮な楽しみ

【その他ゲーム】B4B(BACK4BLOOD)で遊んでました。

骨折療養中から割と楽しみであったBACK4BLOOD(以下B4B)ですが、一通り遊んでひと段落ついたのでこのゲームのレビュー的なものを記事にしようかと思って書き始めましたが、感想は『面白いのに作り込まれてない部分が多くもったいないゲーム』という一点につきます。ではどういう部分が作りこまれておらず残念か、以下のとおりです。

残念な理由1

他プレイヤーのビルドの方向性が見えない点


選択したキャラクタごとにざっくりと個性はあるものの、他プレイヤーのキャラクタの立ち回りの方向性を決定づけるデッキ(プレイヤーを強化するカード)を見ることができません。そのため、他のプレイヤーがどういう方向性のプレイをしようとしているが分からず共闘感がかなり薄いです。


自分的にはこれが致命傷で、他のプレイヤーはどういう方向性で行くのかが見えないので、『ここは譲る。逆にここは自分が行く』といった、プレイヤー同士の声に出さないコミュニケーションというか主張が見えづらい。それだけにシンパシーが合う相手と遊ぶとめちゃくちゃ面白いのですが合うことは極めて稀なケースで、正直BOTの方がマシじゃねぇかと思うこともしばしばありました。


カードの候補を見ることができれば相手が伸ばしたいもの(火力を伸ばしたい武器種、など)やそれに伴う弱点なんかも踏まえて自分の立ち回りを変えたり逆に変えてもらったりすることで、より楽しくプレイできただろうなと思います。

残念な理由2

物資ポイントの取得方法


物資ポイントはミッションクリアの報酬ポイントで、プレイヤーを強化するカードを取得したりキャラクタースキンをアンロックしたりするポイントなのですが、記事作成現在ソロプレイでは取得できない仕様になっています(オンラインプレイで人が集まらずBOTが参加する擬似ソロプレイの場合は取得可)。


カードによるキャラクタの強化が重要なこのゲームで、キャラクタをほとんど強化できずに他プレイヤーとオンラインプレイをすることに抵抗がある人は少なくないと思います。


一応この点は近々改善されて実績解除等も可能な『ソロキャンペーンモード』という形で実装されるらしいですが、遅きに失した感は否めません。

残念な理由3

物資ポイントで得られるアイテムのアピール度の低さ


前述の物資ポイントで得られるアイテムはカード以外にキャラクタスキンやバナー、エンブレム等がありますが、それらのアピール度がとても低いです。


キャラクタスキンは基本的にベーススキンの色違いがほとんどで、数自体もかなり少ないです。またバナーやエンブレム、累計戦績等でアンロックされる称号などのコスメアイテムを他のプレイヤーに見せる機会はほとんどありません。


この手のアイテムは他プレイヤーへ自分のやり込み度合いをアピールすると共に、アイテム取得を目指してまたプレイしたいというプレイ意欲を促進するものだと思いますが、前述の通りスキンはほぼコンパチですし、その他の要素は見せる機会がほとんどないときています。

残念な理由4

ただ辛いだけの退廃カード


各ミッションごとに発生するプレイヤーへの不利要素がランダムで発生するようになっており、プレイごとに違った立ち回りや戦略が要求されます!


…というのが売り文句の退廃カードですが、これがつらい。特に一番つらいのが最序盤で大型ボス登場の退廃カードを引いたときで、ベテラン以上の高難度で装備やカードがまだ整っていない序盤に大型ボスを引いたりしてしまうとハッキリ言って死亡案件です。最近はベテラン以上でミッションの最初に退廃カードでボスを引いてしまうと冗談抜きで人がいなくなります。いやホントですってw


このゲームはミッションごとにプレイヤーが事前に組んだデッキの中からカードを引いてプレイヤーを強化していうというシステムを搭載していますが、裏を返せばカードが少ない序盤はプレイヤーの強化が少なくつらい反面、プレイヤーの素の実力が試されます。…のですが、引きが悪かった時の難しさは、実力を磨いてどうにかすれば何とかなる難しさというより理不尽と感じる領域です。


一応こちらも近々修正することが明言されていますが、これまた遅きに失した感は否めないです。



私はゲームに対する不満を記事にすることはあまりありません。というのも、不満に思うことをわざわざ書き記したいと思わないんですよね。といいながらも書く理由は、こういったところが直ればもっとハマれたのになぁ、残念だなぁと思うからです。


『残念』はその文字の意味通り思いがのこりますが、その度合いが過ぎるともはやどうでも良くなって、考えたいとも(記事を書く・配信をするなどの方法で)リアクションを起こしたいとも思いませんし。


ですので、ぽつぽつ記事を下書きしていたときは『今は残念な点が多いけど今後に期待する』形で記事を終えて、アップデートを待って続けていく予定でした。んが、運営のやっていることを見ると今後のアップデートにはあまり期待は持てなさそうですし、何よりかなり熱が冷めてしまったきっかけになったのは発売してまだ1カ月弱にもかかわらず、既にソフトは値下げ、年パスの値下げが明言されている点ですかねぇ。年パスは今後追加されるDLCを入手できるというものですが、記事発信時点で具体的にどういうDLCが入手できるかはわかっていません。すなわち、とっとと売り切って開発原価回収してチャンチャンなのかと。


いちおう12月に予定されているアプデまでは(言葉の本来の意味通り)期待せず待ってみようとおもいますというお話でした。